前回作ったナイスカット用の試作替刃の欠点を取り除いたものを設計しました。ポイントは以下の3点です。
前回の反省を踏まえ、かなりのスペースを割くことにしました。また、豆を砕く「列」は対の刃と数を変え、一度に同時に力がかからないようにしています。
直線放射状に変更しました。また、併せて刃の形状も見直しました。加工上の問題として、山形の刃は価格が高くなります。前回までは単価を下げるために、角が直線状の刃で考案してきましたが、機能的に不安がでてきました。いくら安くても、機能的に満足しないのでは本末転倒ですので、山形の刃に見直しました。
内径を小さくする案を考えましたが、どうやっても無理がありそうです。刃を分割して組み込めば、ギリギリまで迫ることができます。隙間にどの程度、微粉が溜まるかが課題となりそうです。
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豆を挽き込むスペースを大きくしました。刃は山形に変更しました |
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豆を砕く「列」は、対の刃と一致しないようにしています。内径部は豆が入るスペースをなくしました。 |
試作の検証には非常に時間がかかります。設計、工場での打ち合わせ、実際の工作(機械が空いている、隙間の時間に作っていただくことで、安くしていただいています)、実物の検証を、平日に普通の会社員が行うのには、かなりスケジュール的に難しいものがあります。また費用面も、そうそう気軽に行えるものではありません。次の更新も遅れると思いますが、どうぞご容赦ください。