2014年4月29日火曜日

KONO式(コーノ式)ミル F303 (共通刃:F301・F303・F305・F307・F702・F703) を研究する(2)

 前回、「直接挽き心地に関係ないと思われる要素を書きたいと思います」と書きましたが、予定を変更して、外刃の形状について考えます。挽き心地に直接関係ないと思われる要素の検証前に、書いたほうが良いと思われたためです。

 今まで外刃の形状にはあまり触れてきませんでした。というのも、ザッセンハウス・プジョー・F205は程度の差はあるにしても、基本的には同じ形状で、F205でも違うのは、鋭さは別にして、高さと、上の口のすぼまり方と思われたからです。
ザッセンハウスの外刃 鋭い

プジョーの外刃 鋭い
F205の刃(「鋳物」のため鋭さがない)

 しかし、F303では「鋭さ」がまったく問題にされていません。加工方法も、型を外側から押し出しているだけです。
F303の刃 鋭さが最初から考慮されていない

外側から押し出して筋をつけているだけ
F303の刃(下から内側を見たところ)

 ザッセンハウス・プジョー・F205では、曲がりなりにも、外刃側でも豆を砕こうとしている姿勢が見られましたが、F303にはまったくそういった姿勢が見られません。「単に押し出された形状の筋」があり、内刃が砕く際に「豆が共回りしなければ良い」という思想で作られているように思えます。

 しかし、その結果、「引っかからないものは弾く」に加え、「引っかからないものは無理に噛み合わせない」ことになりました。

 このことは、挽くのに時間がかかることからもわかります。粒度によって挽く時間は変わるので厳密な比較はできませんが、ほぼ同じ大きさの粒度に挽いた時、 ザッセンハウス・プジョー・F205の1.5倍はかかる印象です(80回の回転のところが、150回くらい)。
 
 F303では、一度にたくさんの豆を砕かないこと、噛み合わない部分の豆を弾くことだけでなく、そもそも噛み合わせないことで、さらに挽き心地を軽くしていると言えるでしょう。

 ホッパー上部を汚さないことについては、F205では
  • 外刃上部の入り口をすぼめること
  • 内刃の上部を小さくすること
  • 内刃を外刃に対して下に配置すること
 で破片を飛び散りにくくしていますが、F303では、
  • 刃の大きさを大きくして、 相対的に内刃の上部を小さくすること
  • 外刃の鋭さをなくして、豆を滑らせること
で、破片を飛び散りにくくしていると言えるでしょう。

 刃の鋭さについては、内刃だけでなく、外刃も関係ないことが分かってきました。大きさについては、隙間を大きくすると、破片が飛び散りにくくなることはわかりましたが、「適切な形状」が何であるかは、まだ分かりません。 

 次回は、ザッセンハウスとプジョーを比較する(4)KONO式(コーノ式)ミル F205(共通刃 F201・F205)を研究する(2)で書いたように、直接挽き心地に関係ないと思われる要素を書きたいと思います。

2014年4月24日木曜日

KONO式(コーノ式)ミル F303 (共通刃:F301・F303・F305・F307・F702・F703) を研究する(1)

KONO式(コーノ式)ミルF303です。

KONO F303:管理人

KONO式(コーノ式)ミルといえば、この刃といわれるような、評価の高い刃を使っています。同じ形状の刃を使用したモデルとして、他にF301・F305・F307・F702・F703などがあります。ネットではこの刃を使用したモデルが最良の評価を得ているようです。
KONO式(コーノ式)ミルといえば、この刃といわれるような、評価の高い刃:管理人

 実際に使ってみると、大変軽快な挽き心地です。プジョーの上を行きます。ほとんど抵抗らしい抵抗がないと言って良いほどです。ただ、挽くのには、非常に時間がかかります。

 しかし、いったい、なぜこんなに軽い挽き心地なのでしょう。

 今までわかったのは、ザッセンハウスとプジョーを比較する(3)で、書いたように、
  • 似たような刃の形状
  • ケースの大きさ・ハンドルの動作半径・刃の大きさ・形状とも、それほど違わない
という前提条件の場合、
  • ミル本体を固定すること
  • ホッパーの勾配を緩く、段差を作るなどして、引き込む豆の量を少なくすること
が軽い挽き心地を決定する要因だということでした。特に両者の場合は、刃の形状が似ていることが、比較のベースとなり、ホッパーの形状に原因を求められる要因となりました。このことは、KONO式(コーノ式)ミル F205(共通刃 F201・F205)を研究する(1)でも裏付けられ、しかも形状さえ「適切」であれば、刃の鋭さも関係ないことが分かってきました(何が適切な形状かはわかっておらず、別問題です)。

 新たな発見として、KONO式(コーノ式)ミル F205(共通刃 F201・F205)を研究する(2)では、ホッパーを浅くすることで問題となる「汚れやすさ」も、外刃を高く大きくし、上部の入り口をすぼめ、内刃を相対的に低い位置に配置すること、内刃の上部の径を小さくすることで、砕いた豆が上に飛び散ることを防ぎ、解決することもわかりました。
  • 外刃上部の入り口をすぼめること
  • 内刃の上部を小さくすること
  • 内刃を外刃に対して下に配置すること

が、F205を検証した際に新しく見つかった「軽い挽き心地を実現しながら、汚れが少ない」要素です。

 他には何かないのでしょうか。F303を研究することで何かわかるのでしょうか。ひとつひとつ見ていくことにします。

ケースの固定しやすさ(大きさ)

 本体は明らかに、ひとまわり大きいです。

ザッセンハウス  138×138×H不明 (改造したので、既製品の高さが測れない) 
プジョー            133×133×H210 (公式データは130×130×210)
コーノF205        127×127×H183 
コーノF303        162×160×H260

ハンドルの動作半径

 動作半径も大きいです。

ザッセンハウス  113mm
プジョー             85mm
コーノF205    108mm
コーノF303    120mm   

刃の形状・鋭さ

大きさ、形状とも異なります

ザッセンハウス・プジョー
  • 刃の形状が良い(二重螺旋臼刃)
  • 鋭い刃
  • 硬質な金属
F205 (共通刃:F201・F205) 
  • 均等な螺旋形状ではなく、不揃いな「斜面」(二重螺旋臼刃ではあります)
  • ほとんどエッジが立っていないと言い切れる、なだらかな刃
  • ネットでは、切れ味が悪いとされる鋳物製
F303 (共通刃:F301・F303・F305・F307・F702・F703) 
  • 打ち抜いた板を重ねた形状(二重螺旋臼刃)
  • ほとんどエッジが立っていないと言い切れる刃
  • 硬質な金属

ザッセンハウス   高さ(22mm程度)・径(30mm程度)・螺旋形状(五条)
プジョー              高さ(22mm程度)・径(30mm程度)・螺旋形状(五条)
コーノF205     高さ(20mm)・径(40mm)・螺旋形状(11条不均等)
コーノF303     高さ(18.5mm)・径(45mm)・螺旋形状(五条)

 刃は今までの中で一番大型です。写真ではF303の刃が手前に見えますが、シャフトの位置は同じ距離です。そのくらい大きさが違います。


左がザッセンハウス 右がF303 ニッケルメッキが施されています
F303の刃を上から見る

刃の材質・硬度

 不明です。磁石の付き具合から、「鉄系の材質という「印象」です。硬さについては、どの程度なのかは、よくわかりません。ニッケルメッキを施してあります。仕上げは一番良いです。

ザッセンハウス 鉄系・硬度不明
プジョー      鉄系・硬度不明
コーノF205     鉄系(鋳物)・硬度不明
コーノF303     鉄系(ニッケルメッキ)・硬度不明

ホッパーの形状

 ホッパーの勾配はF205と同じで、一度に引き込む豆の量は少ないです。
下がF205 上がF303 大きさは異なりますが勾配は一緒です

KONO F303 ホッパー全体の勾配が緩く、段差がある


 再度、形状さえ「適切」であれば、「刃の鋭さは関係ない」と結論付けてもおかしくないよう結果が出ました。引き込む量を少なくすれば、軽快な挽き心地が実現されるところを見ると、やはりホッパーの形状がポイントなのでしょうか。ただし、今回は刃の大きさ、形状をはじめ、全てが一回り大きいです。F205もF303ほどではないにせよ、大きな刃でした。「適切な形状」に大きさは関係があるのでしょうか。そもそも「適切な形状」とは何でしょうか。

 次回は、他に要素がないか、ザッセンハウスとプジョーを比較する(4)KONO式(コーノ式)ミル F205(共通刃 F201・F205)を研究する(2)で書いたように、直接挽き心地に関係ないと思われる要素を書きたいと思います。

2014年4月13日日曜日

KONO式(コーノ式)ミル F205(共通刃 F201・F205)を研究する(2)

 プジョーのミルとザッセンハウスのミルの挽いた時の使用感の違いは、挽いた粉の品質は別にすると、以下の6点になると思うと書きました。KONO式(コーノ式)ミル F205ではどうなのか、同じ項目について個別に見ていきます。
  1. 挽き心地が軽いか否か
  2. ホッパーに豆が残るか否か
  3. ホッパーの縁に挽いた粉が飛び散るか(汚れが激しいか) 
  4. 粒の大きさの調節機構が使いやすいか否か
  5. 分解がしやすいか 
  6. 豆の入れやすさ
  • 挽き心地が軽いか否か
  ザッセンハウスの様に、ときどき重くなるようなこともありませんし、プジョー程ではありませんが、十分に軽快な挽き心地です。両者にない特徴としては、F205は軸にベアリング機構を持っています。ただ、これが軽い挽き心地に、どの程度寄与しているかはわかりません。なお、軸は上側だけの片軸保持です。
F205 上部ベアリング
  • ホッパーに豆が残るか否か
  ほとんど平面に近い勾配ですが、板部分に豆が残ることはほとんどありません。これには驚かされました。ホッパーと外刃に段差がありますが、ここには豆が残ります。 本体を振るなどして、刃の中に落とすことが必要です。残念ながら、挽いている時の振動だけで落ちるようなことはないです。
ほとんど平面に近いホッパー 外刃との間に段差がある

 段差があり、ホッパーの形状が浅いと、プジョーのミルと同じく、破片が飛び散る量が多そうですが、それほどでもありません。もちろん飛び出ますが、絶対量が少ないです。

 なぜでしょう。理由を考察してみます。

 破片が飛び散りにくいのは、蓋の形状も関係すると思いますが、大きな理由は外刃と内刃の高低差、内刃の上部の小ささにあるように思えます。F205外刃を上から見ると、入口がすぼまっており、引き込んだ豆が、上から飛び出しにくくなっています。また、内刃が外刃に対してかなり下にあること、内刃の上部が小さいので、上の部分で砕くこと自体が少なくなっています。

F205の刃 上がすぼまっている
F205:外刃の入口より、内刃が下にある。また内刃の上部の径が小さい
プジョー:外刃の入口より、内刃が上にある
 

 プジョーのミルは、内刃の上の部分で砕き、砕けなかった豆は、上に弾いていましたが、F205では内刃が下にあること、内刃の上部の径を小さくし上部で砕く量を少なくすることで、上に弾く量を少なくしています。
     ・ 外刃上部の入り口をすぼめること
     ・ 内刃の上部を小さくすること
     ・ 内刃を外刃に対して下に配置すること

この3点で、F205は浅いホッパーにもかかわらず、破片の飛び散る量を減らしているのでした。

  • ホッパーの縁に挽いた粉が飛び散るか(汚れが激しいか) 
  ホッパーの縁に挽いた粉が飛び散るようなことはありません。また形状も、F205の受け皿のほうが、側面の板が薄く、内側の幅が大きく取れています。ただ、材質は悪く、表面がザラザラなため、挽いた粉が付着します。掃除もしにくいです。
左側がF205 右側がプジョー 全体の大きさはそれほど変わりありません

ザッセンハウスと同じく、プジョーの側板の厚さ分だけ差があります

  • 粒の大きさの調節機構が使いやすいか否か
  調節機構は、側面を落とした形状になっています。これにより、ハンドルを楽に取り外すことができます。この機構は大変優れモノです。ネジを緩めることなく、粗さの調節ができます。ザッセンハウス、プジョーのように、使っていくうちにネジが締まって行くことがなく、大変使いやすいです。

側面を落としているため、ハンドルが楽に取り外しできます
ハンドルとバネを外したところ

  • 分解がしやすいか 
  上記の通り、ハンドルはネジ留めではないので、大変楽に組み立てができます。ここはぜひ、他社も見習ってほしいです。
 一番上の袋ナットは、残念ながらザッセンハウス、プジョー同様、ネジの締まる回転方向と、ハンドルを回転させる方向が一緒なので、どんどん食い込んでいきます。今回の撮影に当たり、分解したのですが、袋ナッ トは養生したにも関わらず、かじってしまいました。 材質は柔らかく、お世辞にも良い材質を使っているとは言い難いです。

F205 袋ナットかじり・・・。

  • 豆の入れやすさ 
  ザッセンハウス、プジョーほどではありませんが、豆を入れる開口部は比較的広いほうです。ただ、分解掃除ができないので、個人的にはこの構造は好きではありません。


  • 結論・評価
さて、この機種はKONO式(コーノ式)ミルとして高い評価をすべきかですが、私としては、大変バランスが取れた機種だと思います。使いやすく、無理がありません。周囲もほとんど汚れません。外刃とホッパーの接合部などに残る豆の破片だけは結構なものですが、定期的に分解掃除をすることは、どの機種でも必要です。その際も、蓋以外は分解できない個所もなく、分解組み立ても苦になりません。オークションの落札価格も割安です。ザッセンハウス、プジョーのミルと十分比較対象になります。コンディションにもよりますが、よほど悪いものでなければ、同じだけの金額をかけても、落札する価値は十分にあると思います。

 F205は、十分にKONO式(コーノ式)ミルの評価を高めていると言って良いと思います。

2014年4月9日水曜日

KONO式(コーノ式)ミル F205(共通刃 F201・F205)を研究する(1)

 KONO式(コーノ式)ミルのF205について研究してみます。
KONO コーノ式ミル F205
KONO F205:管理人

  このモデルですが、実際に使ってみると、非常に使いやすいモデルです。ザッセンハウスの様に、ときどき重くなるようなこともありませんし、プジョー程ではありませんが、十分に軽快な挽き心地です。実際、三者を持っている時では、一番使用頻度が高かったです。

 しかし、いったい、なぜこんなに軽い挽き心地なのでしょう。

 ザッセンハウス、プジョーを比較してわかったのは、ザッセンハウスとプジョーを比較する(3)で書いたように、
  • 似たような刃の形状
  • ケースの大きさ・ハンドルの動作半径・刃の大きさ・形状とも、それほど違わない
という前提条件の場合、
  • ミル本体を固定すること
  • ホッパーの勾配を緩く、段差を作るなどして、引き込む豆の量を少なくすること
が軽い挽き心地を決定する要因だということでした。特に両者の場合は、刃の形状が似ていることが、比較のベースとなり、ホッパーの形状に原因を求められる要因となりました。

 しかし、このミルの刃を見た時は驚きました。ネットでは切れ味が悪いとされる鋳物の刃を使い、形状も、ザッセンハウス・プジョーのミルの「良い切れ味の根拠」とされている、「鋭い刃」を完全否定したに等しかったからです。
  • 刃の形状が良い(二重螺旋臼刃)
  • 鋭い刃
  • 硬質な金属
に対して
  • 均等な螺旋形状ではなく、不揃いな「斜面」(二重螺旋臼刃ではあります)
  • ほとんどエッジが立っていないと言い切れる、なだらかな刃
  • ネットでは、切れ味が悪いとされる鋳物製
となっています。
KONO コーノ式ミル F205の内刃
KONO F205の刃

KONO コーノ式ミル F205の内刃(2)
KONO F205の刃 別角度
KONO コーノ式ミル F205の内刃(3)
KONO F205の刃 別角度
それにも関わらず、KONO式(コーノ式)ミルは高い評価を得ています。なぜなのでしょう。それとも、高い評価を得ているのは、F205ではなく、別の機種なのでしょうか。ひとつひとつ見ていくことにします。

ケースの固定しやすさ(大きさ)

本体の大きさは、あまり変わりません。

ザッセンハウス  138×138×H不明 (改造したので、既製品の高さが測れない) 
プジョー            133×133×H210 (公式データは130×130×210)
コーノF205        127×127×H183 

ハンドルの動作半径

動作半径もそれほど変わらないです。

ザッセンハウス  113mm
プジョー             85mm
コーノF205    108mm

刃の形状・鋭さ

 最大の違いです。大きさ、形状、材質ともに大きく異なります。不均等な形状にしたのは、豆を引き込む場所と砕く場所に分けることで、一度にたくさんの豆が入らないようにしたためでしょうか。経緯を知る人がいらっしゃいましたら、ぜひ、お話しを聞いてみたいものです。

ザッセンハウス   高さ(22mm程度)・径(30mm程度)・螺旋形状(五条)
プジョー              高さ(22mm程度)・径(30mm程度)・螺旋形状(五条)
コーノF205     高さ(20mm)・径(40mm)・螺旋形状(11条不均等)



KONO コーノ式ミル F205の内刃 ザッセンハウスの内刃
左がザッセンハウス 右がKONO F205
KONO コーノ式ミル F205の内刃(4)
F205 上から見る


刃の材質・硬度

 不明です。ザッセンハウスとプジョーを比較する(2)でも書きましたが、磁石の付き具合から、「鉄系の材質という「印象」です。硬さについては、どの程度なのかは、よくわかりません。ただ、一般的に鋳物は柔らかいといえます。

ザッセンハウス 鉄系・硬度不明
プジョー      鉄系・硬度不明
コーノF205     鉄系(鋳物)・硬度不明

追記:昌’sCoffee(Masa'sCoffee)さまより、興味深い情報を頂戴しました。「ミルの刃が鉄製のものと鋳物に分かれたと思いますが、日本で作られていた初期のミルは、鋳物が多かったみたいです。ハリオの’made in Japan’表記のミルは鋳物を使用しています。生産を海外に移したと共に、鉄製に変わりました。」(2014/4/9)

ホッパーの形状

 プジョーのように、ホッパーの勾配は緩く、段差があり、一度に引き込む豆の量は少ないです。


KONO コーノ式ミル F205のホッパー
KONO F205 ホッパー全体の勾配が緩く、外刃の間に段差がある
プジョーのホッパー
プジョー ホッパーの下半分の勾配が緩く、外刃の間に段差がある


 軽快な挽き心地を実現する要素として、刃は形状さえ「適切」であれば、「鋭さ・硬さは関係ない」と結論付けてもおかしくないよう結果が出ました(何が適切な形状なのかはわかりませんが)。どうやら、軽く挽くためには、刃の鋭さではなく、ホッパーの形状が大きく関係しているように思われます。

 次回は、他に要素がないか、ザッセンハウスとプジョーを比較する(4)で書いたように、他の項目を比較していきたいと思います。

2014年4月1日火曜日

KONO式(コーノ式)のミル一覧(20140510大幅更新)


 KONO式(コーノ式)のミルのモデルについて、まとめてみます。
 ネットにある情報を探してみましたが、残念ながら断片的で、すぐに集約できるようなものではありません。新しい情報、ご要望、誤りなどございましたら、ご連絡いただければ幸いです。

 このページでは、KONO式(コーノ式)ミルを、一覧できるようにしたいと思います。元記事、出典は可能な限り、明記させていただきますが、オークションの画像などで連絡がつかない場合はご容赦くださいませ。リンク先を見れば良いではないかといったご意見もあるかと存じますが、いろいろなページにあるものを、一か所で見られるのも、また便利かと思います。

このページは集約された情報を掲載していくつもりですので、随時更新していく予定です。

 ナミキデザインさまから、KONO COFFEE MILLのカタログを頂戴しました。今まで見たことないようなモデルがいっぱい搭載されています。「花柄にニーズがあるっていうのは、炊飯器や魔法瓶(保温ポット)と同じなんですね。60年代から70年代のデザインでしょう」といった、興味深いコメントも頂戴しました。そういえばそうですね。我が家にあった魔法瓶を思い出しました。
  これに伴い、モデルの表示入れ替えを行っています(2014/5/10)
  
ナミキデザインさまより、カタログを頂戴しました‐1(2014/5/10)


ナミキデザインさまより、カタログを頂戴しました‐2(2014/5/10)

ナミキデザインさまより、カタログを頂戴しました‐3(2014/5/10)

ナミキデザインさまより、カタログを頂戴しました‐4(2014/5/10)

ナミキデザインさまより、取扱説明書を頂戴しました(2014/4/18 差し替え更新)

 ナミキデザインさまからは、たくさんの貴重な写真を頂戴しております。改めてお礼を申し上げます。ありがとうございます。
  • F-1(製造年代1960年代?) 市場に出回っている台数が少ない為、KONOのミルの中でも希少性の高いミルです。刃は「KONO特有の螺旋状の刃ではなく  、コニカル刃が採用」とあります(昌’sCoffee( Masa's Coffee )さま)。ナミキデザインさまのカタログにはないモデルです。
写真(昌’sCoffee( Masa's Coffee )さま)。 

F-1:昌’sCoffee(Masa'sCoffee)さま

F-1 刃:昌’sCoffee(Masa'sCoffee)さま
  • F101(製造年代1960年代?) 刃の写真を見ると、昌’sCoffee( Masa's Coffee )さま のF-1の刃と同じものに見えます。ところが、管理人が所有している、これとほぼ同じ形状のボディを持つモデルで、違う形状の刃のモデルがありました。ナミキデザインさまのカタログには紺・茶2色ありと書かれています。まさか、ボディの色で刃が違うのでしょうか。気になります。

写真(Thumb Under (サムアンダー)さま)(管理人)

F101:Thumb Under (サムアンダー)さま
F101 受け皿:Thumb Under (サムアンダー)さま

F101(F-1の刃に似ている):Thumb Under (サムアンダー)さま

F101:管理人
F101 受け皿:管理人

F101 Thumb Under (サムアンダー)さま所有のミルと異なる形状 :管理人

  • F201 赤いだるま形状のもの(製造年代1970~80年代?) 写真(ナミキデザインさま) 。KONO式(コーノ式)ミルでは、もっとも有名なモデルですね
追記:昌’sCoffee( Masa's Coffee )さまさまより、新しい情報を頂戴しました。ラベルに水色・紺色・黒の3種類あるというものです。製造年によって異なるのでしょうか?(2014/4/6)

追記:ラベルの表記が「CONOS」(通常はKONOS)のモデルを発見しました。珍しいですね。ラベルの色が紺色に見えますが、これが昌’sCoffee( Masa's Coffee )さまのおっしゃる紺色のモデルなのでしょうか?(2014/5/10)
F201:ナミキデザインさま

F201受け皿を外したところ:ナミキデザインさま
水色・紺色・黒の3種類あります。写真は左が水色 右が黒(製造年によって異なるのか?)
    :昌’sCoffee(Masa'sCoffee)さま
 「CONOS」(通常はKONOS)のラベルのモデル Yahoo! JAPAN ID:red_tomato_6様

F205:ナミキデザインさま
F205クロームタイプ:ナミキデザインさま

F201:昌’sCoffee(Masa'sCoffee)さま

  • F301 (製造年代1960年代?) 天板の形が特徴的です。時計のムーブメントの地板の穴石の周辺部みたいです。木工の場合、トリマーで一発ですが、時計の場合は、非常に手間のかかる手仕事の特徴となっています。 「KONO COFFEE SYPHON」の刻印が「ある」ものと「ない」ものがあります。刻印があるミルは、台座の下に4脚のゴム足がついていますが、ないミルは下の写真のように緑色のゴムパットがついています(昌’sCoffee( Masa's Coffee )さま)。 ナミキデザインさまのカタログでは刻印がないモデルが記載されています。
写真(ナミキデザインさま)(昌’sCoffee( Masa's Coffee )さま
F301刻印なし:ナミキデザインさま

F301 天板:YAHOOオークションより IDを失念しました
F301刻印あり:昌’sCoffee(Masa'sCoffee)さま
F301刻印なし底:昌’sCoffee(Masa'sCoffee)さま

F301刻印拡大:昌’sCoffee(Masa'sCoffee)さま
 
  • F303 (製造年代1960年代?) F301の天板を四角に変え、四隅に装飾した柱を立て、受け皿に飛び出し防止金具をつけた高級モデルです。F301について、昌’sCoffee( Masa's Coffee )さまが「KONO COFFEE SYPHON」の刻印が「ある」ものと「ない」ものがあり、刻印があるミルは、台座の下に4脚のゴム足がついていますが、ないミルは下の写真のように緑色のゴムパットがついています」とおっしゃっていますが、F303でも同じことが言えるようです。写真はありませんが、F301とF303は同じ刃を使っていることが確認できています。ナミキデザインさまのカタログでは刻印のないモデルが記載されています。
   写真(ナミキデザインさま
F303刻印あり:ナミキデザインさま

F303刻印なし:ナミキデザインさま

  • F305(製造年代1960年代?) F301・F303と同じ構造の刃を持つモデルです。ナミキデザインさまのカタログと同じモデルのようです。 
  • 装飾のないもの、陶板などの装飾を施されたモデルと考えられるモデルがあります。陶板を「刻印」と考えると、このモデルでも、「KONO COFFEE SYPHON」の刻印が「ある」ものと「ない」ものの法則が生きているようです。また、装飾が施されたモデルでは、ハンドル・調節機構・袋ナットがF205ブロンズモデルと同じものを使用している個体があります。しかし、ナミキデザインさまのカタログを見ると、装飾があると別の型番が割り振られており、もしかしたら違う型盤なのかもしれません。このモデルについてご存知の方、ぜひとも情報をお寄せ下さい。
写真 (昌’sCoffee( Masa's Coffee )さま

F305刻印なし:昌’sCoffee(Masa'sCoffee)さま

F305刻印なし底:昌’sCoffee(Masa'sCoffee)さま

F305陶器(=刻印あり?):昌’sCoffee(Masa'sCoffee)さま

F305陶器側面(=刻印あり?):昌’sCoffee(Masa'sCoffee)さま

F305陶器側面2(=刻印あり?):昌’sCoffee(Masa'sCoffee)さま

F305陶器(=刻印あり?)刃:昌’sCoffee(Masa'sCoffee)さま

F305装飾(=刻印あり?)Yahoo! JAPAN ID:stussystussy様

F305装飾上から ハンドル・調節機構・袋ナットはF205と同じものを使用 Yahoo! JAPAN ID:stussystussy様

F205 ハンドル・調節機構・袋ナット:管理人


  • F307(製造年代1960年代?) F303の引き出しが2段になった型のミルです。F303は、KONOの中でも有名な型になると思いますが、F307を見かけることは殆どありません(昌’sCoffee( Masa's Coffee )さま)。 

F307:昌’sCoffee(Masa'sCoffee)さま

  • 形式不明(製造年代1960年代?) 「品番は不明ですが、刃の部分は『F601』で、木のボディは『F301』と同じ(ナミキデザインさま)」とあります。ということは、F601の刃はF301と同じなのですね。ナミキデザインさまのカタログではF601にも載っていません。F602に似ていますが、なんというモデルなのか、さらに気になってきました(2014/4/20) 
写真(ナミキデザインさま) 
形式不明:ナミキデザインさま
形式不明 F303と 同様の刃:ナミキデザインさま

  • F603(製造年代1960年代?)ナミキデザインさまのカタログにあるF603に極めて似た形状を持つモデルです。ケースの装飾が異なりますが、形状は同じようです。(2015/5/24追記)
Yahoo! JAPAN ID:niigata_transfer様

YAHOO JAPAN ID:kirowatt様  全体の高さ25cm、横12cm、奥行き12cmくらいとあります
YAHOO JAPAN ID:hab4ab4様


  • F701(製造年代1960年代?)2段式のミルです。ナミキデザインさまのカタログを見ると受け皿の引き手が簡素なものがF701、ライオンの口になった装飾があるものがF702です。
写真(昌’sCoffee( Masa's Coffee )さま)。  
F701:昌’sCoffee(Masa'sCoffee)さま

F701 引き出しを開けたところ:昌’sCoffee(Masa'sCoffee)さま
  • F702(製造年代1960年代?)2段式のミルです。受け皿の引き手がライオンの口になった装飾があるものがF702です。

  写真(昌’sCoffee( Masa's Coffee )さま)。 

F702装飾型:昌’sCoffee(Masa'sCoffee)さま

F702装飾型拡大:昌’sCoffee(Masa'sCoffee)さま

F702装飾型 刃:昌’sCoffee(Masa'sCoffee)さま

  • F703(製造年代1960年代?) F702をさらに豪華にしたような2段式のミルです。受け皿の引き手がライオンの口になった装飾があるものが確認できています。
写真(昌’sCoffee( Masa's Coffee )さま)。

追記:昌’sCoffee( Masa's Coffee )さまより、新しいお写真を頂戴しました(背面・底・ライオン装飾)。このモデルでは、「KONO COFFEE SYPHON」の刻印が「ある」ものはフェルト、「ない」もの(ゴム底)の「法則2」のようです(2014/4/14)
F703:昌’sCoffee(Masa'sCoffee)さま

F703 引き出しを開けたところ:昌’sCoffee(Masa'sCoffee)さま
F703背面:昌’sCoffee(Masa'sCoffee)さま

F703 刻印があるので底はゴムなし:昌’sCoffee(Masa'sCoffee)さま

F703ライオン拡大:昌’sCoffee(Masa'sCoffee)さま