- 挽き心地が軽いか否か
- ホッパーに豆が残るか否か
- ホッパーの縁に挽いた粉が飛び散るか(汚れが激しいか)
- 粒の大きさの調節機構が使いやすいか否か
- 分解がしやすいか
- 豆の入れやすさ
- 挽き心地が軽いか否か
F205 上部ベアリング |
- ホッパーに豆が残るか否か
ほとんど平面に近いホッパー 外刃との間に段差がある |
段差があり、ホッパーの形状が浅いと、プジョーのミルと同じく、破片が飛び散る量が多そうですが、それほどでもありません。もちろん飛び出ますが、絶対量が少ないです。
なぜでしょう。理由を考察してみます。
破片が飛び散りにくいのは、蓋の形状も関係すると思いますが、大きな理由は外刃と内刃の高低差、内刃の上部の小ささにあるように思えます。F205外刃を上から見ると、入口がすぼまっており、引き込んだ豆が、上から飛び出しにくくなっています。また、内刃が外刃に対してかなり下にあること、内刃の上部が小さいので、上の部分で砕くこと自体が少なくなっています。
F205の刃 上がすぼまっている |
F205:外刃の入口より、内刃が下にある。また内刃の上部の径が小さい |
プジョー:外刃の入口より、内刃が上にある |
プジョーのミルは、内刃の上の部分で砕き、砕けなかった豆は、上に弾いていましたが、F205では内刃が下にあること、内刃の上部の径を小さくし上部で砕く量を少なくすることで、上に弾く量を少なくしています。
・ 外刃上部の入り口をすぼめること
・ 内刃の上部を小さくすること
・ 内刃を外刃に対して下に配置すること
この3点で、F205は浅いホッパーにもかかわらず、破片の飛び散る量を減らしているのでした。
- ホッパーの縁に挽いた粉が飛び散るか(汚れが激しいか)
左側がF205 右側がプジョー 全体の大きさはそれほど変わりありません |
ザッセンハウスと同じく、プジョーの側板の厚さ分だけ差があります |
- 粒の大きさの調節機構が使いやすいか否か
側面を落としているため、ハンドルが楽に取り外しできます |
ハンドルとバネを外したところ |
- 分解がしやすいか
一番上の袋ナットは、残念ながらザッセンハウス、プジョー同様、ネジの締まる回転方向と、ハンドルを回転させる方向が一緒なので、どんどん食い込んでいきます。今回の撮影に当たり、分解したのですが、袋ナッ トは養生したにも関わらず、かじってしまいました。 材質は柔らかく、お世辞にも良い材質を使っているとは言い難いです。
F205 袋ナットかじり・・・。 |
- 豆の入れやすさ
- 結論・評価
F205は、十分にKONO式(コーノ式)ミルの評価を高めていると言って良いと思います。
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