2015年12月6日日曜日

既存のミルの欠点を取り除いた軽快な挽き心地、粉が飛び散りにくいミルを考案する(5)

 ガラス製受皿の試作品ができました。

 型から起こした特注品です。既成のビンを流用することも考えましたが、やはりどうしてもカッコいいものができません。硝子会社の工場長と何度も打ち合わせをして、やっと納得のいく形を作ることができました。

 粉が残りにくく、水洗いが楽で、ふき取りやすい形状を追求しました。今まで、さまざまなミルを使い、清掃してきたので、問題点などは良くわかります。美観、質感の問題もさることながら、静電気対策の観点からガラスは必須と考えます。

 ガラスは、当ブログの考える「良い手動式ミルの条件」の4点を満たします。

 第一条件:古い豆、粉がミルの中に残らないこと。

 第二条件:(分解・)掃除(・組立)がしやすいこと。

 第四条件:周囲を汚さないこと。

 第七条件:満足感の高いこと。

(トータルで)持ちやすい形状を重視したため、容量だけは少ないですが、今までの経験から、手動式のコーヒーミルで一度に何杯分も挽くことはなかったので、まず問題にはならないと思います。

ガラス受け皿 特注です
試作品のため、口の部分にバリや、肉厚部分にヒケができていますが、一発目としては大変良い結果が出たと、工場長が喜んでいました。これから金型を修正して、さらに良いものにしていきます。

0 件のコメント:

コメントを投稿