軽快な挽き心地を実現するための条件としてわかったこと。
今まで言われてきたこと
プジョーの特徴
- 二重螺旋臼刃(内刃)
- 鋭い刃(内刃)
- 硬質な金属(内刃)
- 二重螺旋臼刃(内刃)
- 鋭い刃、非常に切れ味が良い(内刃)
- 硬質特殊鋼製(内刃)
- ミル本体を固定すること
- ホッパーの勾配を緩く、段差を作るなどして、引き込む豆の量を少なくすること。
- ホッパーの勾配を緩すると、豆が飛び散り汚れる。
- 均等な螺旋形状ではなく、不揃いな「斜面」(内刃)
- ほとんどエッジが立っていないと言い切れる、なだらかな刃(内刃)
- ネットでは、切れ味が悪いとされる鋳物製(内刃)
- 内刃は形状さえ「適切」であれば、鋭さ・硬さは関係ない
- ホッパーを浅くすることで問題となる汚れやすさも、以下の3点で解決
内刃の上部を小さくすること
内刃を外刃に対して下に配置すること
KONO式(コーノ式)ミル F303の特徴
- 打ち抜いた板を重ねた形状(内刃)
- ほとんどエッジが立っていない、なだらかな筋(外刃)
- なだらかな螺旋
- 外刃も豆が引っ掛かれば、鋭さ・硬さは関係ない
- 外刃も鋭さをなくして、豆を滑らせることで、さらに軽く、汚れも少なくなる
KONO式(コーノ式)ミル F101の特徴
- 均等な螺旋形状ではなく、不揃いな「斜面」(内刃)
- 刃の上部は砕くのみ、下部を螺旋構造にして、豆を引き込む「三重」螺旋臼刃(内刃)
- ストロークの短い細断部(内刃)
- 螺旋のない破砕部(外刃)
- 内刃の上部は、砕けさえすれば、均等な形状でなくとも良い(内刃)
- 外刃の上部も砕くのみ、螺旋は不要(外刃)
まとめ
KONO式(コーノ式)ミルの最大の特徴は、「螺旋が弱い」ことでしょうか。
- 螺旋が弱いことで、圧着する力が弱くなる。軽い挽き心地を実現する手段の一つ。
- 螺旋が弱いことで、引き込む速度が遅くなる。軽い挽き心地を実現する手段の一つ。
- 螺旋が弱いことで、表面積が少なくなり、一度に豆・破片が接する面が少なくなる。結果、軽い挽き心地になる。
適切な形状とは、適度に豆を弾くこと、小さな破片が螺旋の中など、内外の刃が届かない場所に入り込まないこと、面で砕くのではなく、点・線で砕くことと言ってよいと思います。
左からF205・F101・F303・プジョー・ザッセンハウス |
軽い挽き心地を実現する要素は、
- ミル本体を固定すること
- ホッパーの勾配を緩く、段差を作るなどすること
- 内刃・外刃ともに、鋭さは関係ないこと、逆に、適度になだらかなほうが軽くなること
- 内刃・外刃ともに、上部は螺旋を弱くし、過度に豆を噛みこまないこと
- 豆を砕く部分は、 面で砕くのではなく、点・線で砕くこと
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ここで取り上げたミルの特徴、結論は、ブログを書く前から持っていて、わかっていたことを、出し惜しみをしているのではないか、と思われる方もいらっしゃるのではないかと思いますが、そのような事はありません。
書くことで「わからないこと」が明確になり、もう一度考えなおすことで、書けるようになってきたというのが本当のところです。
書き貯めてはいます。 しかし、合理的な説明ができないことが多く、とてもわかっているとは言えないことばかりです。そういう点では、「書き貯めている」のではなく、断片的なメモばかりが、たまり続けているというのが実情でしょうか。公開が少ない頻度なのも、うまくまとまらないからです。
情けない話ですが、真剣に考えてきたつもりでしたが、全然わかっていませんでした。
今までずいぶん無駄な事をしてきました。自己紹介欄に、考えて考え抜いた時間は無駄ではないと書きましたが、あきらかに真剣に考えていなかった時間を無駄にしてきました。もっと早く書き始めれば良かったと思っています。
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