2015年5月3日日曜日

HARIO セラミックスリム・MSS-1を研究する(1)

 今回は気軽に手に入るHARIOの現行モデル「HARIOセラミックスリム・MSS-1」を取り上げることにします。KONO式(コーノ式)ミルF201、HARIOの「セラミックコーヒーミル・スケルトン・MSCS-2TB」は非常に合理的で使いやすかったので、またディアボロ(≒中国独楽)形状のミルを研究してみます。

  ディアボロ型の例にもれず、このモデルも、構造的に実によく考えられています。部品点数は「セラミックコーヒーミル・スケルトン・MSCS-2TB」よりもさらに少なく 12点(分解可能な部品)しかありません。

 今回は、セラミックスケルトン・MSCS-2TBと セラミックスリム・MSS-1形状の違いを写真で見ます。次回以降、形状と使い勝手の関係を明らかにしていく予定です。
  • ホッパーの形状
非常に細い形状です。実際問題として、手回し式のミルでは一度に大量の豆を挽くわけではないので、持ちやすさを優先した現実的な形状は、とても好感が持てます。両機種とも一度挽いただけで、周囲が汚れたり、掃除をするの必要があるわけではないので、高頻度で挽くことも苦になりません。毎回、挽きたての粉を得るのが苦にならないことは、結果的においしいコーヒーを飲むことにつながることがわかります。


    • ハンドル長
    100mmです。「セラミックコーヒーミル・スケルトン・MSCS-2TB」(112mm)より若干短いです。握り玉はほぼ同じ形状です。
    左がセラミックスケルトンMSCS-2TB、右がセラミックスリムMSS-1

    • 刃の形状

    内刃は、「セラミックコーヒーミル・スケルトン・MSCS-2TB」にほぼ、相似の刃がついています。内刃はほんの少し、外刃ははっきりわかるほど背が低いです。

    左がMSS-1 シャフトを取り外しできます

    左がMSS-1 高さが低いです。細かくする部分の長さは変わりません。砕く部分の長さが短くなっています

    細かくする部分の形状は、それほど変わりません

    砕く部分の長さ、刃の数が異なります

    次回は、形状と使い勝手の関係を明らかにしていきたいと思います。

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