2014年2月11日火曜日

ザッセンハウスを改造する(2)

いったい何が問題なのか考えてみました。

実際に使ってみると、確かに腕が疲れます。ネットで検索すると、「軽くサクサク削るようです」といったコメントを多々読みますが、 私には到底そうは感じられませんでした。

  • しっかり保持しないと、本体が動く。押さえる手が疲れる。
  • 時々、豆が引っかかるような感触がある。
  • 挽き終わるまで、時間がかかる(10gで30回程度。これは粒度によって違いがあり、細かく挽くほど回数は多くなる)

今になって見れば、上記のような問題点を明確に書けますが、そのときは、左手で、ミル本体を動かないように押さえながら、右腕を使って平面に回転させることに、一番動きとして無理が感じられました。

拙宅には、かつおぶし削り機「オカカ」があります。



これもやはり、左手で本体を動かないように押さえながら、右腕を使って平面に回転させます。そして、やはり腕が疲れます。

疲れるのは、ハンドルの廻し方に問題があるのではないかとの仮説を立てました。

腕を平面に回転させるから疲れるのだ。ハンドルを横に廻せるようにすれば、疲れなくなるのではないかと推測したわけです。

さっそく、横回し方法を考えます。私が思うということは、少なくとも同じようなことを考える方は必ずいるはずです。

既存のミルはどうなっているのか調べてみました。

  • カリタ WI-165 最近、廃盤になったようですね。ミルの基本構造は同じで、ハンドル部分だけを、すぐばかさ歯車(Straight bevel gear)を使って横に変換しています。すぐばかさ歯車は、軸線が同一平面上にあるため、(このモデルの場合)横軸が反対側に貫通できないので、軸を両側から支えられないのが気になります。ザッセンハウスの良さは、軸を両側から支えることで、軸のブレを抑えることにあるからです。また、歯車が粗く鋳物のような肌で、精密感に欠けるのも気にかかるところです。

カリタ WI-165

  • カリタ ダイヤカットミル コーヒーミルと言えばこれをイメージする人が多いのではないでしょうか。京都ではイノダコーヒスマート珈琲太秦店など、お店のシンボル的な存在になっていますね。しっかりと軸の両側を支えています。今回は、ザッセンハウスを改造するので、調査の候補から外れました。
カリタ ダイヤカットミル


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