- 挽き心地が軽いか否か
- ホッパーに豆が残るか否か
- ホッパーの縁に挽いた粉が飛び散るか(汚れが激しいか) <==今回はここから
- 粒の大きさの調節機構が使いやすいか否か
- 分解がしやすいか
- 豆の入れやすさ
- ホッパーの縁に挽いた粉が飛び散るか(汚れが激しいか)
左側がF303 右側がプジョー 幅、深さともF303がかなり大きいことが分かります |
プジョーの側板の厚さ以上の差があります |
- 粒の大きさの調節機構が使いやすいか否か
- 分解がしやすいか
ハンドル
F205同様、ハンドルはネジ留めではないので、大変楽に組み立てができます。ここはぜひ、他社も見習ってほしいです。一番上の袋ナットは、残念ながらザッセンハウス、プジョー同様、ネジの締まる回転方向と、ハンドルを回転させる方向が一緒なので、どんどん食い込んでいきます。ただ、かじることはなく、プジョー、F205よりは材質は良いようです。
側面を落としているため、ハンドルが楽に取り外しできます |
他のモデルと比較して、多くのネジが使われています。 本体から外すだけで7個所あります。頻繁に分解掃除をするには、少しばかり多いです。最初はいいですが、だんだん億劫になってきます。
・ 青丸のネジ(3個所 写真では奥の1本がシャフトに隠れて見えません) がホッパー上部と本体を
固定するネジ。
・ 赤丸のネジ(4個所)が ホッパーと本体を固定するネジ。
・ 緑丸のネジ(2個所)が刃の機構部を固定しているネジ。本体とは固定されていません。写真の状
態(青丸・赤丸のネジが外れた状態)で、刃の機構部を引き抜くことが可能です。 後述しますが、
固定されているので、無理に廻すとねじ山が壊れます。この状態で、引き抜いてください。
刃の機構部
F303最大の特徴である両側保持機構ですが、分解の際は大きな問題点となります。1つしか実物を見ていないので何とも言えないのですが、緩み防止のためか、ボルトが固定されています。私の個体も固定されていました(写真はありません)。ここが分解できないと、古い豆のカスがいつまでも残り続けます。本当に掃除をするなら、固定されている個体は、分解できるように改造しないといけません。私も今回ブログを書くにあたり、はずして部品を交換しました。
緩み防止のためか、固定されている個体がある |
F303の刃を分解 |
- 豆の入れやすさ
- 結論・評価
コーヒーを挽くなら、大変使いやすいモデルであることは間違いありません。軽快な挽き心地、蓋がないのもかかわらず豆も飛び散らず、周囲もほとんど汚れないホッパー、数々のコーヒー通をうならせる高い品質の粉(残念ながら、私にはよくわからないのですが)、なにより所有する喜びがあります。
しかし、この機種はコーヒーミルは分解掃除が必須にも関わらず、分解しにくい個所が多すぎます。
- ホッパーの隙間に豆がたくさん残ること
- 分解組み立ての際、ネジを使う個所が多いこと
- 一番掃除をしたい刃の機構が分解掃除できないこと
- ホッパーに蓋がなく、埃が入ること
ヘビーユーザーの方が、毎日使うのには良いと思います。しかし、長期間放っておくことが多い方にはお勧めできません。その意味では、持つ人を選ぶモデルだと思います。掃除の好きな方、できる方には最高の機種です。手に入れたら、ぜひ最良の部分を生かして使ってほしいものです。
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