2014年5月17日土曜日

KONO式(コーノ式)ミル F303 (共通刃:F301・F303・F305・F307・F702・F703) を研究する(4)

 前回からの続きです。
  1. 挽き心地が軽いか否か
  2. ホッパーに豆が残るか否か
  3. ホッパーの縁に挽いた粉が飛び散るか(汚れが激しいか)  <==今回はここから
  4. 粒の大きさの調節機構が使いやすいか否か
  5. 分解がしやすいか 
  6. 豆の入れやすさ
  • ホッパーの縁に挽いた粉が飛び散るか(汚れが激しいか) 
本体は大きく、安定感があります。受け皿も大きく、粉が飛び散ることはありません。
左側がF303 右側がプジョー 幅、深さともF303がかなり大きいことが分かります
プジョーの側板の厚さ以上の差があります
  • 粒の大きさの調節機構が使いやすいか否か
調節機構はKONOのモデルに採用されている、側面を落としたものです。これにより、ハンドルを楽に取り外すことができます。何度も書きますが、この機構は大変優れモノです。
  • 分解がしやすいか 
F303は分解個所が多いので項目を分けます。

ハンドル

 F205同様、ハンドルはネジ留めではないので、大変楽に組み立てができます。ここはぜひ、他社も見習ってほしいです。一番上の袋ナットは、残念ながらザッセンハウス、プジョー同様、ネジの締まる回転方向と、ハンドルを回転させる方向が一緒なので、どんどん食い込んでいきます。ただ、かじることはなく、プジョー、F205よりは材質は良いようです。

側面を落としているため、ハンドルが楽に取り外しできます
本体
 
 他のモデルと比較して、多くのネジが使われています。 本体から外すだけで7個所あります。頻繁に分解掃除をするには、少しばかり多いです。最初はいいですが、だんだん億劫になってきます。

・ 青丸のネジ(3個所 写真では奥の1本がシャフトに隠れて見えません) がホッパー上部と本体を
 固定するネジ。
・ 赤丸のネジ(4個所)が ホッパーと本体を固定するネジ。
・ 緑丸のネジ(2個所)が刃の機構部を固定しているネジ。本体とは固定されていません。写真の状
 態(青丸・赤丸のネジが外れた状態)で、刃の機構部を引き抜くことが可能です。 後述しますが、
 固定されているので、無理に廻すとねじ山が壊れます。この状態で、引き抜いてください。





刃の機構部

 F303最大の特徴である両側保持機構ですが、分解の際は大きな問題点となります。1つしか実物を見ていないので何とも言えないのですが、緩み防止のためか、ボルトが固定されています。私の個体も固定されていました(写真はありません)。ここが分解できないと、古い豆のカスがいつまでも残り続けます。本当に掃除をするなら、固定されている個体は、分解できるように改造しないといけません。私も今回ブログを書くにあたり、はずして部品を交換しました。

緩み防止のためか、固定されている個体がある

F303の刃を分解
  • 豆の入れやすさ 
このモデルには蓋がなく、開口部も大きく、豆を入れにくいことはありません。しかも、蓋がなくとも豆が飛び散ることはありません。しかし、長期間使わないと埃が入ったりします。できれば蓋はあったほうが良いと思います。

  • 結論・評価
この機種はKONO式(コーノ式)ミルとして高い評価をすべきかですが、私としては、なかなか難しい機種だと思います。

 コーヒーを挽くなら、大変使いやすいモデルであることは間違いありません。軽快な挽き心地、蓋がないのもかかわらず豆も飛び散らず、周囲もほとんど汚れないホッパー、数々のコーヒー通をうならせる高い品質の粉(残念ながら、私にはよくわからないのですが)、なにより所有する喜びがあります。

 しかし、この機種はコーヒーミルは分解掃除が必須にも関わらず、分解しにくい個所が多すぎます。
  • ホッパーの隙間に豆がたくさん残ること
  • 分解組み立ての際、ネジを使う個所が多いこと
  • 一番掃除をしたい刃の機構が分解掃除できないこと
  • ホッパーに蓋がなく、埃が入ること

 ヘビーユーザーの方が、毎日使うのには良いと思います。しかし、長期間放っておくことが多い方にはお勧めできません。その意味では、持つ人を選ぶモデルだと思います。掃除の好きな方、できる方には最高の機種です。手に入れたら、ぜひ最良の部分を生かして使ってほしいものです。

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