2016年9月27日火曜日

君の名は 時を渡りて 天伝ふ 誰そ彼ときに 関は消えたり ~ 「君の名は。」のパンケーキを作ってみました(1)

  タイトルと本文を改稿、比較写真を加えました。

 題の歌は、友人が私への返歌として、ある神社に献詠した歌です(少しだけ変えてあります)。

 君の名は 時を渡りて 天伝ふ 誰そ彼ときに 関は消えたり

 二人がはじめて会う、あの瞬間を詠んだ歌は、本当は私が詠みたかったものです。自分では詠みたくても詠めなかった、想像以上の歌を返してくれた友人に、深く感謝しています。

君の名は 時を渡りて 天伝ふ 誰そ彼ときに 関は消えたり ~ 「君の名は。」のパンケーキを作ってみました(2)
君の名は 時を渡りて 天伝ふ 誰そ彼ときに 関は消えたり ~ 「君の名は。」のパンケーキを作ってみました(3)

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 いい歳をして、「君の名は。」を観まして、映画に出てくるパンケーキなど作ってみました。

 今回、F201を改造した結果をレポートするにあたり、いっぱい豆を挽くことになったのですが、コーヒーだけ何杯も飲むのがキビシクなってきたので、お茶請けならぬ、「コーヒー請け」として作りました・・・。とイイワケなんぞしておりますが、単純に映画に感激して作ってしまったわけです。

(イチゴがしょぼくてすみません。この季節、どこにも売っていないので冷凍イチゴを買ってきました。あと、シロップのかけ方が下手だったり、コーヒーカップの柄が違ったりと、いろいろすみません)

君の名は パンケーキ
「君の名は。」のパンケーキ

元ネタ:Googleで画像検索したもの(「ページを表示」ボタンを押しても、元のページで画像が出てこないので、誰のものだかわからないのですが・・・。問題がありましたら削除いたします)

君の名は。パンケーキ 元画像


元ネタとの比較

「君の名は。」のパンケーキ 比較
「君の名は。」のパンケーキ 比較画像

息子からは「いい歳をして、いったい何をしているんだか・・・」とあきれられております。

次回は、ちゃんと、改造したミルのレポートを書くようにします・・・。

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 はじめて映画を見てから一か月以上経つというのに、未だに、この世界観から抜け切れず、いろいろと、書かれたものを読んでいるのですが、この作品は、和歌神話を巧みに取り入れただけでなく、とんでもない情熱や、新海監督の長年の思いが込められていることがわかってきました。

 新海監督とRADWIMPS野田洋次郎さんの対談の中に、「『こういう作品を作ってみよう』なんて思ったところで、やっぱりそれは自分が掲げたゴールで、自分たちの満足のためにやってもそこには絶対に行けない。否が応でもそこに向かっていかざるをえない引力を感じて、そこで自分のまだ知らない引き出しを全部使いたいって思った。純粋にそういう瞬間が好きなんでしょうね。自分の能力を自分のためじゃないところで使いたいと思った時に出てくる新しい自分――こんなことがまだできるんだっていう。それってすごく人間として僕は好きな行為です」」という一文がありました。

 以前、「この世の中のどこかにいらっしゃる、価値観を共有した人のための灯を照らしたいと思います。」といったことを書いたことがあります。

 私もまた、まだ会ったことのない人を探しています。世界のどこにいても必ず会いに行くと約束する人、忘れてはならない人。否が応でもそこに向かっていかざるをえない引力を持つ人のことを思って仕事をするとき、自分の持てる力以上のものが出てきて、必ずそれは実現するものと思います。

 私の目指していたものが、ここにもありました。

 タイトルから【番外】を外します。

 「君の名は。」は間違いなく、熱い情熱をもって作られた大傑作です。

2016年9月3日土曜日

ザッセンハウスの刃とF201のボディを組み合わせる(2)

 前回の投稿からだいぶ経ってしまいましたが、部品群ができましたので、報告いたします。
シャフトは自作野郎さまに作成していただきました。実はザッセンハウスのみならず、プジョー、FISCO、F101、F201用のシャフトも作成しておりました。まったく情けない話なのですが、すべての部品で図面に不備があり、うまく機能しなかったのを、何度も作り直して、ちゃんと組み合わさるようにしてくださいました。このミルが機能するのは間違いなく、自作野郎様のおかげです。改めて感謝申し上げます。
左からF303、F202、F101、FISCO、プジョー、ザッセンハウスの改造部品

 早速、組み合わせて動かそうと思ったところで、下側からシャフトを支えるスタビライザーを作るのを忘れていたのを思い出しました。このスタビライザーは、ザッセンハウス、プジョー、FISCO、F101の刃で共通で使えるよう考えていたのですが、度重なる設計不備のご連絡をいただく間に、自身の設計に不安を覚え、全ての部品が届いてから、寸法に間違いないのを確認した上で、作ろうと思っていたのでした・・・。
 先ほど問題ないことを確認したので、発注をすることにしました。本当は、これも自作野郎さまにお願いをしていたのですが、HDPE・PP・POMなどの素材による、この形状の部品は難しいとのことで、プロの試作業者に頼むことにしました。

 このミルで比較する内容ですが、以前、「KONO式(コーノ式)ミル F101とF303の刃を比較する」で、宇宙の旅人さまより、「(F101とF303の刃で)同じ豆の同じ量、同じ粗さで、挽き時間、挽き心地、粒度のバラツキ比較などして頂けたら幸いです」との要望をいただいておりました。

今後の比較項目を考えてみました。

・ザッセンハウスの刃(スタビライザー有無)
・プジョーの刃(スタビライザー有無)
・F101の刃(スタビライザー有無)
・F303の刃(スタビライザー有無)
・F201の刃(スタビライザー有無、スタビライザーを作っていないので、先になる可能性があります)
・FISCOの刃(スタビライザー有無、変換アダプターを作っていないので先になる可能性があります)

の機種について、それぞれ、空回ししたときの感触の違いと、同じ豆、同じ量で

・同じ粗さ(粗挽き・中挽き・細挽き)で、それぞれ挽き時間(ハンドルの回転回数)
・同じ粗さ(粗挽き・中挽き・細挽き)で、それぞれ挽き心地
・同じ粗さ(粗挽き・中挽き・細挽き)で、それぞれ粒度のバラツキ

を試してみたいと思います。比較項目にリクエストなどございましたら、コメント欄などでご連絡ください。

 ただ、粒度(粗挽き・中挽き・細挽きの粗さ)については、個人差があるのと、それが本当に狙った粒度なのかわからないところもあるので、時間、バラツキは厳密な比較にならないことをお断りしておきます。特に粗挽きは、今までの経験から大きな粒度の粉が多くなるほどバラつきが目立ち、自分が挽いている粗さが、何なのかわからなくなることがありました。